「自分はコミュ障だと思っていた」6年ニートの僕が、言語化能力を鍛えた方法

仕事の基礎

頭ではわかっているのに、なぜか言葉にできない。

そんなことはないだろうか?

僕の場合は、日常会話に支障が出るほどひどい。

そのせいで、自分は長年コミュ障だと思っていた。

サポステで最初に僕の面接をしてくださった50歳ぐらいのおじさんに、

「最近頑張ってるね」

と声をかけられて、

僕は10秒ぐらい悩んだ末、「うん。まぁ・・・。」と返事をした。

うん。まぁ。じゃねーだろ!

めちゃくちゃおじさんに失礼である。

おじさんは、サポステに初めて来た僕の話を1時間も聞いてくださった恩人である。

本当は「おじさんありがとう。毎日楽しいです。」と言いたかったんだが、これも言葉にできない。

今までニートだったから問題なかったが、これがまずいレベルで表面化してきている。

おじさんとの会話もかなり問題だったが、もっとやべーのは模擬面接だ。

【追記】正社員になって3年。僕ならこうする言語化訓練の方法

ここからは追記です。

この訓練をしてから3年ほど経ち、現在は正社員として働いています。

正社員として働いていますが、たまにサポステに行ってて、ちょうど今日、サポステのおじさんに「ありがとう」と感謝を伝えたところです。

僕がもし今から言語化の訓練をするならこうする、という視点で書いていきます。

①まず1行日記を始め、効果が出るまで続ける

1行日記を書くだけなので、めちゃくちゃ楽。

日記といえば寝る前に書くのが一般的だが、眠いからサボりがちになるので夜書くのはやめる。

ご飯を食べたら1行書き、感情が動いたことに「なぜ?」「何?」「どうして?」と深掘りするのがわかりやすいと思う。

②文章を読んで突っ込みまくる

これも日課として同様にやる。

僕は当時なろう小説でやったが、①短い時間で終わる、②突っ込みどころ満載、という点が強かった。

これを上回る言語化トレーニングは、実はあまりない。

漫画や小説はそもそもつまんないやつは打ち切りになるし、糞映画は1回が長すぎる。

ということで僕が考えたのが、AIに志望動機を書かせて、パワハラ面接官という視点からそれに突っ込みを入れるというトレーニングだ。

「営業×レジのバイトで志望動機を作って」という雑な指示で志望動機を作らせた。長いから半分ぐらいに削っている。

アルバイト先のレジ業務では、お子様からご高齢の方まで、毎日何百人ものお客様と接してきました。相手に合わせたトーンで挨拶をしたり、お困りごとに気づいて先回りして声をかけたりと、「一歩進んだ接客」を意識してきました。

こういうのを作って、毎日突っ込みまくるのだ。

「毎日何百って嘘でしょ!盛るなよ!」

「相手に合わせたトーンって何?具体的に教えて!」

「お困りごとってなんだよ!具体的に書けや!わかんねーだろ!」

「一歩進んだ接客って何?具体的に書けってんだろ!」

「言いたいことが何一つ伝わらない!」

こうやってあらかた適当に突っ込んだら、「じゃあ具体的に自分だったらどう言うか」を考える

そんで、あらかた考え終わったらこの文章をAIに突っ込んで、

「矛盾点を5つ指摘してください」

と言って比べる。

具体的に言い換える方法もわからなければ聞く。

やる前に見るとカンニングみたいになるので絶対ダメ。あくまでテストの答え合わせみたいな感覚で使うこと。

これを続けると、自分が自己PRや志望動機を書くときに、面接官が質問するところがわかるというトレーニングになっている。

さらに、自分が志望動機を書くときも抽象的に書かず、具体的に書けるようになるという訓練にもなる。

具体的に書けるようになるということは、言葉にもできるということ。

つまり、自分が今までやったことや考えたことを、面接でも具体的に話せるようになる。

言語化訓練というのは就活で必須の技術である。

学校の授業に入れろよバカ。

ここまで書いたのは、言語化ができるようになると会話が楽になるからだけじゃない。

就活も楽になる。というか、できないと詰む。

言語化の訓練をやってないと面接で具体的な受け答えができない。

なぜ?なんで?どうして?を自分の頭で言語化できないから深掘りの質問に答えられない。

言語化というのは日々のコミュニケーションで鍛えられるのだが、ニートの場合、話す相手いないからむしろ衰えてるんだよな・・・。

ぶっちゃけコミュニケーション能力って個人差ありすぎるし、就活ってほとんどの人がやるんだから、言語化訓練は義務教育で必修でもいいぐらい。

国語の「作者の気持ちを答えなさい」が言語化訓練だと思うんだが、全然足りねぇんだよなぁ・・・。

ただ、ここから先は「なぜ就活で必要なのか」の話ではなく、僕が実際に3か月どうやって試行錯誤して鍛えたかを書いていきます。

サポステの模擬面接で思っていることをうまく言葉にできなくて、当然のごとく落ちた

サポステでバイトの模擬面接をしたんだが、面接官に「自己紹介をお願いします」と言われて、10秒ぐらい考えた後、

「石田です。よろしくお願いします。」

しか言えなかった。

そのあとも面接官からいくつかの質問を受け、10秒ぐらい考えて「わかりません」と答えるのを連発した。

当然ながら模擬面接は不合格であった。

面接が終わった後に、さすがにヤバいと思って対策を練ることにした。

これじゃバイトの面接どころか、バイトの電話すら危うい。

正社員の面接なんて確実に無理。

6年間会話してなかったツケがきている。

だが、どうやって対策する?

ってことで「脳内のもやもや 口にできない」検索っと。

おおー、いっぱい出てくる。悩んでる人多いんやな。

調べてみると、言葉にできない原因はいろいろあるらしい。

ただ僕の場合、一番大きかったのは、頭の中の考えを整理して出すという練習をしていなかったことだった。

つまり会話。

会話なんてできねーだろ!こちとら6年間ニートなんや!

とはいえ、これが治るというのは魅力的ではあった。

おじさんにありがとうって言えるし、面接でも言いたいことがそのまま言える。

僕はすぐさまトレーニングを開始した。

ぶっちゃけ相当切羽詰まっていた。面接のとき、ちょっと職員さん呆れてたもんな・・・。

毎日1行日記を続けた1か月目。言語化の土台ができた

いろいろ調べた結果、毎日1行日記を始めた。

名前の通り1行書くだけだ。

そこに「なぜ?」「何?」「どうして?」と深掘りする。そういうトレーニングだ。

「ご飯がおいしかった」とか、「外に出て疲れた」「今日読んだ漫画が面白かった」とか。

書く内容は、自分の感情が書いてあるほうがいい。

「今日の気温は27度だった」とか言われても、ふーんとしか思わないからね。

それに対して「おいしかった」「疲れた」「面白かった」というのは、「なぜ?」を考えることができる。

最初は頭がもやもやして全然言語化できないんだが、だんだんと少しずつできるようになっていく。

言語化のコツは「比較すること」だと気づいた

始めて3週間ぐらいだったかな。

「今週のワンピおもろかったなー」

って日記を書いたんですよ。

「今週のワンピースは面白かった。(なぜ?)」

「ルフィが久々にかっこよかったんよなー。(どうして?)」

「最近のルフィ、ただのバカみたいで嫌いだったけど、昔のやるときはやるルフィに戻ったみたいでかっこよかった。」

ここまで感想を書けたとき、

「これ比較や!」

って思ったんですよ。

言語化って比較なんや!って。

「今週のワンピースは面白かった」

ということは、比較すると、

「最近のワンピースは面白くなかった」

ということになる。

「言語化は何かとの比較」という自分なりの解釈をしたときに、妙にしっくりくる感覚があって、1段階レベル上がったなぁって思いました。

言語化訓練2か月目。なかなか結果が出ない

1行ノートを続けて書く。

「言語化とは比較だ」という自分なりの結論が出て、めちゃくちゃ喜んでいた僕。

そして、なぜか「いっぱい比較すればいいのでは?」という脳筋思考でいろいろ試した。

最初は「食べ物いいよね」ってことで、食べ物での比較をやったんだが失敗。

回数こなせないのが一番ダメだ。あと金かかる。

漫画なら「面白い・つまらない」で比較できるか、ということでブックオフでやってみたんだが、これもダメ。

シンプルに面白い漫画が多すぎる。

つまんねー漫画って打ち切りになってるよな・・・。

じゃあ、つまらないものを読めばいいんじゃね?

と思ってやったのが、なろう小説。

小説を10話前後まで読んで、つまんなかったらそれを言語化するという訓練だ。

あれこれ考えながらやってたら、言語化訓練を始めて2か月経っていた。

それなりに言語化はできるようになった感覚はあったが、面接でハキハキ喋るというのはまだできない。

おじさんにいきなり喋りかけられても、ありがとうとは言えない。

だが、時間をかければ確実に言える。

それぐらいの変化だ。以前は言えなかった。

着実に進んではいるんだけど、ちょっと焦る。

言語化訓練3か月目。言語化能力が一気に上がった

なろう系小説を読んで「つまらない」を言語化すると、言語化能力はめちゃくちゃ上がった。

これは体感としてなんとなくわかるだろうが、「面白い」を説明するよりも「つまらない」を説明するほうが簡単だということに気づいた。

異性にモテる理由をあげるよりも、モテない理由をあげるのが楽みたいなのと同じ理由だ。

なろう系の小説というのは、面白い・つまんない以前の話で、設定から突っ込みどころ満載だ。

特に現代ファンタジーと呼ばれるジャンルはその筆頭で、僕はそれに突っ込みを入れまくっていた。

ある日突然、現代の日本にダンジョンが出現した世界で、主人公がダンジョンを冒険するというものなのだが、めちゃくちゃいい言語化の訓練になるのだ。

例を出すと、現代ファンタジーでは美少女がドローンでダンジョン攻略を配信するという流れがテンプレ化している。

その配信中にヒロインが化け物に襲われて命の危機に陥り、主人公が助けてヒロインと交流を持ち、その後イチャイチャするというのが、これもまたテンプレの流れなのだが・・・。

いや、おかしいやないかい!

命の危険があるのに、配信でダンジョン攻略ってやべーだろ。

普通の感覚じゃ無理じゃん?

しかも大体未成年だし!親も止めろよ!

というか国は何をしているの?

なんで素人がダンジョン攻略なんてやってるの?

自衛隊が封鎖するんじゃないの?

というように、自由に突っ込みを入れていく。

僕の性格がカスというのもあって、矛盾点に突っ込みを入れるというのは結構楽しかった。

そのあと作品の文章をコピペしてChatGPTに突っ込んで、

「作品の矛盾点を10個教えて」

と入力する。

自分が指摘した欠点との違いを比べて、

「そういう視点もあるのかぁ」

と唸ったりもしていた。

僕はたまたま自分で気づいて言語化訓練をやったからよかったけど、気づかんかったら割と詰んでたよな、これって思った。

言語化能力を鍛えたことで、少しずつ面接で自分のことを話せるようになりました。

下の記事には、就活中に僕が詰まったこと・困ったことを中心に記事を書いてます。

是非読んでください。

6年間ニートだった僕が、社会復帰までにやったこと

コメント

タイトルとURLをコピーしました